“此国”のいろいろな読み方と例文
旧字:此國
読み方割合
ここ50.0%
このくに50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一三二八年にポルデノーンの僧侶でオドリックという人が始めて此国ここへ入ったですけれども、これは天主教の布教が目的であったですがその目的は達せられなかった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
此国ここでは誰もが証人になるという訳に行かない。私共で出来るなら容易たやすいが政府が許さない。で普通の人が行って頼んでもなかなかいてくれないから私が頼んで上げましょう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
笠は長途の雨にほころび、紙衣かみこはとまり/\のあらしにもめたり。わびつくしたるわび人、我さへあはれにおぼえける。むかし狂歌の才士此国このくににたどりしさまを不図ふとおもひいで申侍もうしはべる。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)