“正雅(せいが)” の例文
ただしその品行の厳(げん)と風致(ふうち)の正雅(せいが)とに至(いたり)ては、未(いま)だ昔日(せきじつ)の上士に及ばざるもの尠(すく)なからずといえども、概してこれを見れば品行の上進といわざるを得ず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これを概(がい)するに、上士の風は正雅(せいが)にして迂闊(うかつ)、下士の風は俚賤(りせん)にして活溌(かっぱつ)なる者というべし。その風俗を異(こと)にするの証は、言語のなまりまでも相同じからざるものあり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)