“正本”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうほん40.0%
しやうほん40.0%
せいほん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霜夜鐘しもよのかね」の正本しょうほん以来、わたしは芝居の正本や筋書を読むのを好むようになったが、どうも普通の芝居見物にゆくのは気が進まなかった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
平生から矢島は河竹の差図を受け、わたくしは桜田治助の差図を受けてゐたので、此時矢島が河竹へ正本しやうほんを借りに往つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この正本せいほんさへ引揚げてあれば、間貫一いくら地動波動じたばたしたつて『河童かつぱの皿に水のかわいた』
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)