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しやうほん
ふりがな文庫
“
正本
(
しやうほん
)” の例文
平生から矢島は河竹の差図を受け、わたくしは桜田治助の差図を受けてゐたので、此時矢島が河竹へ
正本
(
しやうほん
)
を借りに往つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
正本
(
しやうほん
)
には近松半二と名をならべて、近松加作と署名するがよからう。
近松半二の死
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
眼鏡連はいづれも
見巧者
(
みがうしや
)
の事だから、熱心に看てゐた。わたくしは
偶
(
たま/\
)
彼木場の隠居となつた四代目団十郎の勧進帳の
正本
(
しやうほん
)
を持つてゐたので、それを持つて往つてゐた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“正本”の意味
《名詞》
(せいほん)法令上の権限ある者によって作成された原本と同じ効力を持つ謄本。
(せいほん)裁判所で書記官が判決原本に基づき作成した文書。
(せいほん)転写や複写などの原本。
(しょうほん)根拠となる文書などの原本。
(しょうほん)省略されていない完全な本。丸本。
(しょうほん)浄瑠璃で太夫が使用する節回しや仮名遣いを記した本。
(しょうほん)台本。脚本
(出典:Wiktionary)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“正”で始まる語句
正
正午
正直
正面
正月
正気
正体
正鵠
正宗
正行