歎賞たんしょう)” の例文
といふ歌は万口ばんこう一斉いっせい歎賞たんしょうするやうに聞き候へば、今更取り出でていはでもの事ながら、なほ御気のつかれざる事もやと存候まま一応申上候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
私はなぜもつと大勢の人がここへやつて来て、この美しい建築を歎賞たんしょうしないのだらうかと、不思議でならなかつた。私は自分だけに許された特権をひそかに享楽した。
母たち (新字旧仮名) / 神西清(著)
という歌は万口ばんこう一斉いっせい歎賞たんしょうするように聞き候えば今更いまさら取りいでていわでものことながらなお御気おきのつかれざることもやとぞんじ候まま一応申上もうしあげ候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)