“欣求浄土”の読み方と例文
旧字:欣求淨土
読み方割合
ごんぐじょうど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又、側の壁には、「三尊来迎さんぞんらいこう便りあり、九品往生くほんおうじょう疑なし」ともかかれていて、今更に父が最後の時まで、欣求浄土ごんぐじょうどの念を捨てなかったことも知った。
死後の幸福を祈る、いわゆる欣求浄土ごんぐじょうどの思想で、貴族宗教の代表的なものといってよい。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私の一生をかえりみれば、悪業ばかり多くて、この分では、死んでも決して往生はできないと思うのです。上人様、かような悪人でも、欣求浄土ごんぐじょうどを望めるものなのでしょうか?