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欣慕
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きんぼ
ふりがな文庫
“
欣慕
(
きんぼ
)” の例文
これが、彼女に漠然と理想的人格の価値を感じさせ、
欣慕
(
きんぼ
)
と到達の願望を起させ、また信仰の胚種を、その核の中で微かに膨らせて行った。
地は饒なり
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
自分を信じてくれて、その子供じみた信頼のうちに、自分の天才を
欣慕
(
きんぼ
)
しているあの人のいいキョルネルに。きっとあざけるであろう、嘆願するであろう、騒ぎ立てるであろう——あの友は。
悩みのひととき
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
余よりも年少なる英国紳士についてその一挙一動を学ぶ事は骨格の出来上りたる大人が急に
角兵衛獅子
(
かくべえじし
)
の巧妙なる技術を学ばんとあせるが如く、如何に感服し、如何に崇拝し、如何に
欣慕
(
きんぼ
)
して
『文学論』序
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
外面の体裁虚飾に至るまでも、
専
(
もっぱ
)
ら西洋流の文明開化に
倣
(
なら
)
わんとして怠ることなく、これを
欣慕
(
きんぼ
)
して二念なき精神にてありながら、独りその
内行
(
ないこう
)
の問題に至りては、全く開明の主義を度外に放棄して
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
していよ/\
賢明
(
けんめい
)
ならしめ民をしてます/\
欣慕
(
きんぼ
)
の
念
(
ねん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
わが平生
欣慕
(
きんぼ
)
するところは是れ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“欣慕”の意味
《名詞》
喜び、慕うこと。
(出典:Wiktionary)
欣
漢検準1級
部首:⽋
8画
慕
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“欣”で始まる語句
欣
欣然
欣々
欣求
欣喜
欣幸
欣々然
欣喜雀躍
欣舞
欣快