“櫓落”の読み方と例文
読み方割合
やぐらおと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
としは二十八でありますが至って賢い男、大形おおがた縮緬ちりめん単衣ひとえものの上に黒縮緬の羽織を着て大きな鎖付の烟草入たばこいれを握り、頭は櫓落やぐらおとしというあたま
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
櫓落やぐらおとしに投げ飛ばされた咄嗟とっさには、空間に腰の大刀を払ったのみか、トーンと猫がえりをして庭先へ立っていた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)