“橈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かい71.4%
かじ14.3%
とう7.1%
よわ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人声がして、水を打つかいの音がする。……すぐ窓の下で、誰かが甲高い厭らしい声で吠えはじめた。シナ人が歌っているのだろう。
グーセフ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
次第次第に霞が浦の水の上に響いて行く時は、わかさぎを漁して戻る島のあらも身震いしてかじをとどめた。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
熱田の花のとうなどは、書物に由っては「花の堂」とも「花のとう」ともさまざまの字を当てているが、これを諏訪の花会はなえの古式に比べて見れば「花のとう」と書くことの正しいのが分る。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
で、紋也は力をよわめた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)