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橈
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かじ
ふりがな文庫
“
橈
(
かじ
)” の例文
次第次第に霞が浦の水の上に響いて行く時は、わかさぎを漁して戻る島の
荒
(
あら
)
し
男
(
お
)
も身震いして
橈
(
かじ
)
をとどめた。
漁師の娘
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
橈
(
かじ
)
を引き舟をぐっと進める音のやうに、火の矢が唸り飛ぶやうに、人々が叫びどたんばたんするやうに、兜に
刃
(
やいば
)
が鳴るやうに、殺されたものが海中にぶち落ちる音のやうに響きました。
父八雲を語る
(新字新仮名)
/
稲垣巌
(著)
橈
漢検1級
部首:⽊
16画
“橈”を含む語句
大橈
橈脚
橈骨