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樽神輿
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たるみこし
ふりがな文庫
“
樽神輿
(
たるみこし
)” の例文
何處かで祭の太鼓、まだ朝のうちだといふのに、
樽神輿
(
たるみこし
)
を揉んでゐるらしい、子供達の聲などが、遠くの方から搖り上げるやうに聽えます。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この駕籠は籐椅子を二本の長い竹に結び、二人の鮮人の
舁子
(
かきて
)
が担ぐのだが、
樽神輿
(
たるみこし
)
にでも乗った気持ちで甚だ快い。
淡紫裳
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
今も今とて
樽神輿
(
たるみこし
)
のうわさをしていたところだった。青ぐろく引っ
吊
(
つ
)
れている彦兵衛の顔を見ると、同心たちは、おかしくなったのであろう、
干鯣
(
するめ
)
を裂きながら、笑って云った。
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
折からこの地の
祇園祭
(
ぎおんまつり
)
で
樽神輿
(
たるみこし
)
を
舁
(
かつ
)
いだ子供や大供の群が目抜きの通りを練っていた。
高原
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
子供連もてんでに
樽神輿
(
たるみこし
)
を担ぎ廻って喧嘩の花を咲かせる。
山の手の子
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
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向う側の軒下を揉んでいた
樽神輿
(
たるみこし
)
が、掛け声をあわせて、此っ方へ寄って来た。
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
樽
漢検準1級
部首:⽊
16画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
輿
漢検準1級
部首:⾞
17画
“樽”で始まる語句
樽
樽柿
樽屋
樽拾
樽代
樽爼
樽御輿
樽床几
樽俎
樽前