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樹洩
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こも
ふりがな文庫
“
樹洩
(
こも
)” の例文
膳を、水屋へ運んで行った
万野
(
までの
)
も、ひとりで、何か満足している。松の
樹洩
(
こも
)
れ
陽
(
び
)
が、台所の棚にまでさしこんで、そこも、今朝から塵もない。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
松林の中にそれを置くと
樹洩
(
こも
)
れ
陽
(
び
)
に、
螺鈿
(
らでん
)
や
砂子
(
すなご
)
や
緋
(
ひ
)
の
房
(
ふさ
)
がかがやいて、
妖
(
あや
)
しいほど美しいのであった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ちる
梅花
(
うめ
)
も、
樹洩
(
こも
)
れ
陽
(
び
)
も、土の香から燃える
陽炎
(
かげろう
)
も、
真
(
まこと
)
の
御仏
(
みほとけ
)
をつつむ後光のように見えました
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
洩
漢検準1級
部首:⽔
9画
“樹”で始まる語句
樹
樹立
樹蔭
樹木
樹々
樹脂
樹間
樹下
樹林
樹陰