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梅雨期
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つゆどき
ふりがな文庫
“
梅雨期
(
つゆどき
)” の例文
「男らしくもない、そんな事を言って
梅雨期
(
つゆどき
)
はどうします、まさか
蓑笠
(
みのかさ
)
を着て坐ってやしまい。」
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
梅雨期
(
つゆどき
)
のせいか、その時はしとしとと皮に
潤湿
(
しめりけ
)
を帯びていたのに、年数も
経
(
た
)
ったり、今は
皺目
(
しわめ
)
がえみ割れて
乾燥
(
はしゃ
)
いで、さながら
乾物
(
ひもの
)
にして保存されたと思うまで、色合、
恰好
(
かっこう
)
、そのままの大革鞄を
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
車は
母衣
(
ほろ
)
さえおろすほどだったのが、
梅雨期
(
つゆどき
)
のならい、石段の下の、
太鼓橋
(
たいこばし
)
が
掛
(
かか
)
った、
乾
(
かわ
)
いた池の、葉ばかりの
菖蒲
(
あやめ
)
がざっと鳴ると、上の森へ、雲がかかったと見るや、こらえずさっと降出したのに
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
期
常用漢字
小3
部首:⽉
12画
“梅雨”で始まる語句
梅雨
梅雨時
梅雨晴
梅雨空
梅雨雲
梅雨中
梅雨前
梅雨霽
梅雨後
梅雨小袖昔八丈