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柳浪
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りゅうろう
ふりがな文庫
“
柳浪
(
りゅうろう
)” の例文
水蔭
(
すいいん
)
や
乙羽
(
おとわ
)
や
柳浪
(
りゅうろう
)
やその他の面々は硯友社の
旗幟
(
きし
)
が振ってから後に加盟したので、各々一、二年乃至数年遅れていた。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
そして
柳浪
(
りゅうろう
)
、天外、風葉等の作者の新作にも注意し、又、後進のものの成長をも見まもっていてくれたろうと思う。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
例えば尾崎紅葉の『不言不語』とか広津
柳浪
(
りゅうろう
)
の『河内屋』とか、幸田露伴の『五重塔』に夢中になり、『水滸伝』や『南総里見八犬伝』に寝食を忘れたのは
随筆銭形平次:12 銭形平次以前
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
露伴の「雲の
袖
(
そで
)
」、
紅葉
(
こうよう
)
の「多情多恨」、
柳浪
(
りゅうろう
)
の「
今戸心中
(
いまどしんじゅう
)
」あたりが書かれた
頃
(
ころ
)
に当るはずである。
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
我が師
柳浪
(
りゅうろう
)
先生移居の癖あり。曽て言えらく小説家は折ある毎に家を
遷
(
うつ
)
すべし。家を遷せば近隣目新しく近隣目新しければ従って観察の興を催し述作の資料を得る事
尠
(
すくな
)
からずと。
偏奇館漫録
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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天外子が『
楊弓場
(
ようきゅうば
)
の一時間』は好箇の写生文なり。『
今戸心中
(
いまどしんじゅう
)
』と『浅瀬の波』に明治時代の二遊里を写せし
柳浪
(
りゅうろう
)
先生のかつて
一度
(
ひとたび
)
も筆をこの地につけたる事なきはむしろ奇なりといふべくや。
葡萄棚
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
これが後日わたくしをして
柳浪
(
りゅうろう
)
先生の門に遊ばしめた原因である。
正宗谷崎両氏の批評に答う
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
柳
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“柳浪”で始まる語句
柳浪子
柳浪広津
柳浪松崎純倹