“りゅうろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柳浪70.0%
劉郎20.0%
嚠朗10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして柳浪りゅうろう、天外、風葉等の作者の新作にも注意し、又、後進のものの成長をも見まもっていてくれたろうと思う。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
謹厚の人もまた絳衣こうい大冠すと驚かれたる劉郎りゅうろうの大胆、虎穴こけつに入らずんば虎子を得ずと蹶起けっきしたる班将軍が壮志、今やこの正直一図の壮年に顕われ、由々しくも彼を思い立たしめたり
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)
そのすが/\しい、嚠朗りゅうろうたる音楽に酔って居るような心持は、三昧の境地に這入った行者でなければ味い得ない、貴い宗教的感激であるかのように覚えたのであった。
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)