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枢要
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すうよう
ふりがな文庫
“
枢要
(
すうよう
)” の例文
名前は言えぬが、軍にはちゃんと、
枢要
(
すうよう
)
の地位にある人で、わしらの共鳴者がおったのだ。とは言え入手にはすこぶる苦心したものだ。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
あってもないようなものの存在が、国家の
枢要
(
すうよう
)
なところに、名だけをもっている時代ほど、怖ろしいものはない。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いくら研究の自由だからと言っても、ちゃんと大学令に、国家に
枢要
(
すうよう
)
なる研究の
蘊奥
(
うんのう
)
を極めとある以上、(本当はそんなことは書いてないが)国家に害あるような研究を
語呂の論理
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
此の
枢要
(
すうよう
)
の地を材略武勇の足らぬものに
托
(
たく
)
して置くことは出来ぬ。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ために、そのころは、上皇のお覚えもめでたく、官職も
枢要
(
すうよう
)
に
就
(
つ
)
き、
庄園
(
しょうえん
)
(知行所)の地も増され、
賜
(
たま
)
わり物も少なくなかった。——かの女は、それを忘れない。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「……されば、よい
機
(
しお
)
に、御出頭あったものといってよい。もし鎌倉においでたら、恩賞にあずかっても、それら
枢要
(
すうよう
)
の職につくことはなかったろう。ぜひ、ご
推挙
(
すいきょ
)
申し上げる」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
むしろ、
枢要
(
すうよう
)
な位置にあるものほど、また、
生
(
なま
)
なかの知識ある者ほど
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
枢
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
“枢要”で始まる語句
枢要部