“推挙”の読み方と例文
読み方割合
すいきょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「自分の功はいても、ぜひぜひ、彼へはしかるべき恩賞を」と、主張したのは尊氏だった。またそのご、決断所寄人よりゅうどの一員へ、かれを推挙すいきょしたのも尊氏である。
「……されば、よいしおに、御出頭あったものといってよい。もし鎌倉においでたら、恩賞にあずかっても、それら枢要すうようの職につくことはなかったろう。ぜひ、ご推挙すいきょ申し上げる」
なぜならば、自分の推挙すいきょで、新たに織田家の家臣となった蜂須賀小六に対しても
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)