林学士りんがくし)” の例文
今日は斗満の上流ニオトマムに林学士りんがくし天幕てんとう日である。朝の七時関翁、余等夫妻、草鞋ばきで出掛ける。鶴子は新之助君がおぶってくれる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
十勝の山奥に来て薩摩琵琶とは、思いかけぬ豪興ごうきょうである。弾手ひきて林学士りんがくしが部下の塩田君しおだくん鹿児島かごしま壮士そうし。何をと問われて、取りあえず「城山しろやま」を所望しょもうする。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)