“東奔西走”の読み方と例文
読み方割合
とうほんせいそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ルピック氏——(彼はにんじんを可愛かわいがっている。しかし、いっこう、かまいつけない。えず、商用のため、東奔西走とうほんせいそうしているからだ)
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
それからは一日たりと兵馬の東奔西走とうほんせいそうを見ぬ日はない。足利軍が近江まで迫ったことはたれもみな知っている。けれど洛民の恐怖はそれだけのものでなかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)