トップ
>
杢兵衛
>
もくべえ
ふりがな文庫
“
杢兵衛
(
もくべえ
)” の例文
元来田舎者のぼんやり者だが、近来ます/\
杢兵衛
(
もくべえ
)
太五作式になったことを自覚する。先日上野を歩いて居たら、
車夫
(
くるまや
)
が御案内しましょうか、と来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「御冗談じゃございません、おれの行くところはどこだと交番でお聞きになるは、
篠山
(
ささやま
)
の
杢兵衛
(
もくべえ
)
さんに限ったものです、あなた様などの御身分で、めっそうもない」
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
杢兵衛
(
もくべえ
)
です」と老人が簡単に説明した。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
先刻
(
さっき
)
杢兵衛
(
もくべえ
)
さんの言った通りだ。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
何かは知らず
滅多
(
めった
)
無性
(
むしょう
)
に
忙
(
せわ
)
しそうだ。
斯様
(
こん
)
な
渦
(
うず
)
の中に
捲
(
ま
)
き
込
(
こ
)
まれると、
杢兵衛
(
もくべえ
)
太五作
(
たごさく
)
も足の下が妙にこそばゆくなって、
宛無
(
あてな
)
しの電話でもかけ、要もないに電車に飛び乗りでもせねば
済
(
す
)
まぬ気になる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
杢
漢検準1級
部首:⽊
7画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
“杢兵衛”で始まる語句
杢兵衛式