“朽尼（くちあま）” の例文
私に朽尼（くちあま）とも申すべき母がありまして、京にたいした邸（やしき）があるのでもありませんから、私が寺にこもっております間は
源氏物語：56 夢の浮橋 (新字新仮名) ／ 紫式部(著)
朽尼（くちあま）が涙眼（いやめ）かなしむ日の鉦（かね）に
第二邪宗門 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)
朽尼（くちあま）や、切戸（きれど）まうでや
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)
青（あを）びるる身（み）よ、朽尼（くちあま）の
白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)