札束さつたば)” の例文
ちょっと旅行をして、近くの温泉町へ行き、銀行に残ってる札束さつたば賭博とばくにかけ、たちまちのうちにすっかり失って、またもどって来た。
おかみさんは身軽になった懐中に男の支払った札束さつたばをしまい、米を載せて走り去る男の後姿を見送りながら松林を出た。林の中には小鳥がさえずり草むらには虫が鳴いている。
買出し (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ころされたあとで、うちなかから、札束さつたばやまたんでしようね
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
いくら使ひ放題つかつても、ポケツトにはいつも千圓内外の札束さつたばが押込んであつた。
羊羹 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
いくら使い放題つかっても、ポケットにはいつも千円内外の札束さつたばが押込んであった。
羊羹 (新字新仮名) / 永井荷風(著)