“札付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふだつ66.7%
ふだつき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蟹のお角という女は、だんだん調べてみると札付ふだつきの莫連ばくれんもので、蟹の彫りものは両腕ばかりでなく、両方の胸にも彫ってあるのです。
半七捕物帳:59 蟹のお角 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
豪華な悪の生活をしていたという札付ふだつきの女であるらしかった。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男は近所の裏長屋に住む虎七という独り者で、表向きは瓦屋の職人であるが、商売はそっちのけで、ぐれ歩いている札付ふだつきのならずものである。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)