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本降
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ほんぶり
ふりがな文庫
“
本降
(
ほんぶり
)” の例文
その日は空が薄曇っていて肌寒く、今にも雨がこぼれそうだと思う内に、
本降
(
ほんぶり
)
となりましたので、家では若党の和助を迎いに出しましたら、とくに帰られたというのです。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
その日は夜明から
小雨
(
こさめ
)
が降っていました。それが十時頃になると
本降
(
ほんぶり
)
に変りました。
午
(
ひる
)
少し過には、多少の
暴模様
(
あれもよう
)
さえ見えて来ました。すると兄さんは突然立ち上って
尻
(
しり
)
を
端折
(
はしお
)
ります。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「おお、
冷
(
つめて
)
え、
本降
(
ほんぶり
)
、本降。」
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「おや
本降
(
ほんぶり
)
になりそうだ事」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
降
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“本”で始まる語句
本
本所
本郷
本当
本意
本望
本性
本當
本文
本町