トップ
>
木葉
>
こっぱ
ふりがな文庫
“
木葉
(
こっぱ
)” の例文
その大名は吹けば飛ぶような
木葉
(
こっぱ
)
大名でなく、立派に大名の資格を具えている家柄の殿様でしたが、それがしきりに諸越のところへ通ってゆく。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
お湯の熱い
中
(
うち
)
に早く帰って来れば可い。然し今日もしか前借して来てくれないと今夜も明日も火なしだ。火ぐらい
木葉
(
こっぱ
)
を
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
窓
硝子
(
ガラス
)
が
木葉
(
こっぱ
)
微塵となり、どこか、
蒲団
(
マット
)
のしたからキナ臭い匂いが立ちのぼってきます。
一週一夜物語
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「
木葉
(
こっぱ
)
であろう?
木葉
(
こっぱ
)
であろう?」狐に
魅
(
つまま
)
れたと思っているのだ。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
どうでこんな
家
(
うち
)
ですから、亭主はごろつきのような奴で、丁度仲間の
木葉
(
こっぱ
)
ごろがあつまって奥で手なぐさみをしているところでしたから、すぐにどや/\と駈けつけて来たのです。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
「と云って、おどかしただけで、実はさんざんの
体
(
てい
)
で引き揚げて来たんですよ。
浅蜊
(
あさり
)
ッ貝を小一升と、
木葉
(
こっぱ
)
のような
鰈
(
かれい
)
を三枚、それでずぶ濡れになっちゃあ
魚屋
(
さかなや
)
も商売になりませんや。ははははは」
半七捕物帳:32 海坊主
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“木葉”で始まる語句
木葉微塵
木葉船
木葉葺
木葉猿
木葉舟
木葉隠
木葉武者
木葉隠身