“木浦”の読み方と例文
読み方割合
もっぽ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その桟橋の両側には三そうばかりの船が着いている。きに途中で追い抜いた木浦もっぽ丸もおくれてはいって来る。船全体が明るくともって、水晶だまのようなのが一艘おる。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
彼は支那ばかりでなく、最初は朝鮮、満洲へ渡って、仁川じんせんへも行き、京城けいじょうへも行き、木浦もっぽ威海衛いかいえい、それから鉄嶺てつれいまでも行った。支那の中で、一番気に入ったところは南京ナンキンだった。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)