朝鳥あさとり)” の例文
朝鳥あさとりこゑおもしろく鳴きわたれば、かさねて一三七金剛経こんがうきやうくわん供養くやうしたてまつり、山をくだりていほりに帰り、しづかに終夜よもすがらのことどもを思ひ出づるに、平治の乱よりはじめて、人々の消息
あゝ朝鳥あさとりの音をきゝて
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)