“あさとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝鳥66.7%
朝禽33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝鳥あさとりこゑおもしろく鳴きわたれば、かさねて一三七金剛経こんがうきやうくわん供養くやうしたてまつり、山をくだりていほりに帰り、しづかに終夜よもすがらのことどもを思ひ出づるに、平治の乱よりはじめて、人々の消息
あゝ朝鳥あさとりの音をきゝて
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
禽は曉に於て大に勇み、翔り、飛び、啼き、餌を求め、雌雄相喚ぶものである。朝禽あさとりの語が日本歌人によつて如何に取扱はれたるかを考察しても解し得る。獸も朝に於て勇むのは、駒のみでは無い。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)