トップ
>
曳舟通
>
ひきふねどおり
ふりがな文庫
“
曳舟通
(
ひきふねどおり
)” の例文
女は
暫
(
しばら
)
くして
曳舟通
(
ひきふねどおり
)
へ引移ったが、いずれにしても山の手から下町へ出て隅田の水を渡って逢いに行くのがいかにも詩のように美しく思われた。
向島
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
掘割づたいに
曳舟通
(
ひきふねどおり
)
から
直
(
す
)
ぐさま左へまがると、土地のものでなければ行先の分らないほど
迂回
(
うかい
)
した
小径
(
こみち
)
が三囲稲荷の横手を
巡
(
めぐ
)
って土手へと通じている。
幼年時代
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
表門の際のほどには大きくありませんが、風が吹くと横ざまに
靡
(
なび
)
いて、あたりの木を
撫
(
な
)
でるのでした。木戸を出るとすぐ
田圃
(
たんぼ
)
です。
曳舟通
(
ひきふねどおり
)
が向うに見えます。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
堀割
(
ほりわり
)
づたいに
曳舟通
(
ひきふねどおり
)
から
直
(
す
)
ぐさま左へまがると、土地のものでなければ
行先
(
ゆくさき
)
の分らないほど
迂回
(
うかい
)
した
小径
(
こみち
)
が
三囲稲荷
(
みめぐりいなり
)
の横手を
巡
(
めぐ
)
って土手へと通じている。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
舟
常用漢字
中学
部首:⾈
6画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“曳舟”で始まる語句
曳舟
曳舟蒸汽