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暫
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し
ふりがな文庫
“
暫
(
し
)” の例文
吾妻は
暫
(
し
)
ばし川地の
面
(
おもて
)
ながめ居りしが、
忽如
(
たちまち
)
、
蒼
(
あを
)
く
化
(
な
)
りて声ひそめつ「——ぢや、又た肺病の
黴菌
(
ばいきん
)
でも
呑
(
の
)
まさうと
云
(
いふ
)
んですか——」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
ワツと泣き
洩
(
も
)
る声を無理に制せる梅子は、ヒシとばかり銀子を
抱
(
いだ
)
きつ、燃え立つ二人の花の唇、一つに合して、
暫
(
し
)
ばし人生の
憂
(
う
)
きを逃れぬ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
暫
(
し
)
ばしの夢に
息
(
やす
)
んで
居
(
ゐ
)
られるかと思へば、君、其の細きランプの光が僕の胸中の悪念を一字々々に読み揚げる様に
畏
(
おそ
)
れるのだ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
“暫”の解説
『暫』(しばらく)は、歌舞伎の演目で歌舞伎十八番の一つ。時代物。荒事の代表的な演目である。
(出典:Wikipedia)
暫
常用漢字
中学
部首:⽇
15画
“暫”を含む語句
暫時
暫々
天路行人喜暫留
暫定的
若暫時
人我暫時情
若暫持
翠暫
猶暫
暫留
暫有
暫時間
暫時前
暫定
女暫
伊達姿女暫
今暫