“暫定的”の読み方と例文
読み方割合
ざんていてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横山城は、前線の要地なので、特に、浅井、朝倉の抑えとして、藤吉郎の隊をめさせたものである。暫定的ざんていてき駐屯ちゅうとんの意味で命じたおぼえはあるが、城地をやると約束した記憶はない。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一時、天下を震撼しんかんさせた小牧こまきえきも、これで終った。かたちとして、暫定的ざんていてきに、ひとまず終った。信雄は、年暮くれの十四日に、岡崎へやって来て、押しつまった二十五日まで滞在していた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)