暗色あんしよく)” の例文
曙色あけぼのいろ薔薇ばらの花、「時」の色「」の色を浮べて、獅身女面獸スフインクス微笑ほゝゑみを思はせる暗色あんしよく薔薇ばらの花、虚無きよむに向つて開いた笑顏ゑがほ、その嘘つきの所が今に好きになりさうだ、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)