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智恩院
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ちおんいん
ふりがな文庫
“
智恩院
(
ちおんいん
)” の例文
縫助はなお、言葉を継いで、彼と正香とが周囲に群がる人たちと共に、
智恩院
(
ちおんいん
)
を出る英国公使パアクスを待ったことを語った。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
たぶん江戸で
白河楽翁侯
(
しらかわらくおうこう
)
が
政柄
(
せいへい
)
を執っていた寛政のころででもあっただろう。
智恩院
(
ちおんいん
)
の桜が
入相
(
いりあい
)
の鐘に散る春の夕べに、これまで類のない、珍しい罪人が高瀬舟に載せられた。
高瀬舟
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
中村楼の雨傘を借りて、それを片手にさしながら、片手には例の折詰を
提
(
さ
)
げて、少し、ほろ酔い加減に、
快
(
よ
)
い気持で、ぶらぶらと、
智恩院
(
ちおんいん
)
の
山内
(
さんない
)
を通って、あれから、
粟田
(
あわだ
)
にかかろうとする
狸問答
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
京都にある三大寺院は公使らの旅館にあてるために準備された。三藩の兵隊はまた、それぞれの寺院に分かれて宿泊する公使らを
衛
(
まも
)
ることになった。尾州兵は
智恩院
(
ちおんいん
)
。薩州兵は
相国寺
(
しょうこくじ
)
。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
恩
常用漢字
小6
部首:⼼
10画
院
常用漢字
小3
部首:⾩
10画
“智”で始まる語句
智慧
智
智恵
智嚢
智識
智者
智慧者
智利
智謀
智惠