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昌幸
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まさゆき
ふりがな文庫
“
昌幸
(
まさゆき
)” の例文
昌幸
(
まさゆき
)
の経歴は、こういうふうに
離反
(
りはん
)
常なきものだった。手腕家ではあるが無節操であり、計謀に富むが、気局は大きくない。評されれば、その通りである。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昌幸
(
まさゆき
)
は信玄仕込みの
戦
(
いくさ
)
の巧者にはちがいないが、山国の
小戦
(
こいくさ
)
に長じているのみで、まだ真の大部隊に直面した兵法者ではない。城は
小城
(
こじろ
)
、人数は三千に足りぬ小国。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また、客の身近には、これとて
綺羅
(
きら
)
な調度は何一つないが、さすがに上田城三万八千石の城主真田
昌幸
(
まさゆき
)
が次男の果て——そこはかとなく
燻
(
くん
)
じる香木のにおいも民間にない種類の名木らしい。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、のちの
大軍師
(
だいぐんし
)
幸村
(
ゆきむら
)
も、この時はまだ
才蔵
(
さいぞう
)
よりも大九郎よりも
後輩
(
こうはい
)
であったし、
上田城
(
うえだじょう
)
の
城主
(
じょうしゅ
)
昌幸
(
まさゆき
)
の子とはいいながら、
質子
(
ちし
)
としてきている
身分
(
みぶん
)
なので、なにかにつけて
肩身
(
かたみ
)
がせまい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昌幸
(
まさゆき
)
を中心に、諸将の意志が一致した。しかし客将の板垣修理之助は
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
昌
漢検準1級
部首:⽇
8画
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
“昌”で始まる語句
昌平黌
昌平橋
昌
昌住
昌景
昌泰
昌叱
昌平
昌一
昌黎