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早乙女
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さおとめ
ふりがな文庫
“
早乙女
(
さおとめ
)” の例文
笠を著連れた
早乙女
(
さおとめ
)
が一斉に歌をうたう。その時笠が皆傾いて見える。同じような姿勢の下に田植歌がうたわれるというのであろう。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
「
早苗
(
さなえ
)
とる頃」で想い出すのは子供の頃に見た郷里の氏神の神田の田植の光景である。このときの晴れの
早乙女
(
さおとめ
)
には村中の娘達が揃いの紺の着物に赤帯、赤
襷
(
だすき
)
で出る。
五月の唯物観
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
或は
上総
(
かずさ
)
の
庁南
(
ちょうなん
)
の草取
仁王
(
におう
)
だの、駿河の
無量寺
(
むりょうじ
)
の
早乙女
(
さおとめ
)
の
弥陀
(
みだ
)
だの、秩父の
野上
(
のがみ
)
の泥足の弥陀だのというのが、そちこちの村にはあったのですが、その中でも一番に人間らしく
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
オナリドは
煮焚
(
にた
)
き調理をする人ということであり、昼間はすなわちお昼の食べ物をそういうのだが、それも田植唄のなかでは
長者
(
ちょうじゃ
)
のまな娘、どの
早乙女
(
さおとめ
)
よりも美しく化粧し着かざって
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
田植は御承知の通り今でもほぼ昔のままに、
早乙女
(
さおとめ
)
を一家の外からも頼んでくる。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
泥
(
どろ
)
打ちかはす
早乙女
(
さおとめ
)
のざれ 芭蕉
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
明
(
あ
)
きの方から
早乙女
(
さおとめ
)
が参った
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“早乙女”で始まる語句
早乙女出稼
早乙女主水之介