旅店はたご)” の例文
道中だうちうにも旅店はたごにも、我儘わがまゝばかりまをして、今更いまさらはづかしうぞんじます、しかしくるま駕籠かご……また夏座敷なつざしきだとまをすのに、火鉢ひばちをかんかん……で、鉄瓶てつびん噴立ふきたたせるなど、わたしとしましては
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
世には隠れたれども、土地、故郷ふるさと旧顔ふるがおゆえ、いずれ旅店はたごにも懇意がある。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)