“新田義貞”の読み方と例文
読み方割合
にったよしさだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
治承じしょう四年の十月には、このあたりへ、源頼朝が召集した関八州のつわものくつわを並べて集まりました。新田義貞にったよしさだが鎌倉勢に夜うちをかけたのもここであります。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
新田義貞にったよしさだは、天皇後醍醐に味方した。楠氏もまた天皇の側に立った。小説や劇としては、ふたりは忠臣らしく見られて、感傷的なよい読物や見世物となっている。
ここに三浦兵衛尉義勝ひょうえのじょうよしかつとありますよ。この人はじゅ五位だ。元弘げんこう二年新田義貞にったよしさだたすけて、鎌倉かまくらを攻め、北条高時ほうじょうたかときの一族を滅ぼす、先世のあだかえすというべしとしてありますよ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)