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斬口
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きりくち
ふりがな文庫
“
斬口
(
きりくち
)” の例文
俯向
(
うつむ
)
けに横倒おしになった二つの死骸の
斬口
(
きりくち
)
を確かめるかのように、平馬はソロソロと近付いた。それから
懐紙
(
ふところがみ
)
を出して刀を拭い納めると
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
兵馬が金蔵の
死骸
(
しがい
)
を見て
衷心
(
ちゅうしん
)
から驚いたのは、その死にざまが怖ろしいからではない、また彼の身の成る果てを
不憫
(
ふびん
)
と思いやったからというのでもない、その
斬口
(
きりくち
)
の
鮮
(
あざや
)
かさ! 心得ある人より見れば
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
少女を掻き分け
死骸
(
しがい
)
へ手をかけ、その
斬口
(
きりくち
)
を
検
(
しら
)
べて見て
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
斬
常用漢字
中学
部首:⽄
11画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“斬”で始まる語句
斬
斬殺
斬新
斬罪
斬死
斬合
斬首
斬尖
斬奸
斬込