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文珠師利
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もんじゅしり
ふりがな文庫
“
文珠師利
(
もんじゅしり
)” の例文
「
南無普賢大菩薩
(
なむふげんだいぼさつ
)
、
文珠師利
(
もんじゅしり
)
。……仕うる獅子も象も獣だ。灸は留めちまえ、お冬さん。畜生になろう、お互に。」
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
明
(
あきらか
)
なる時、花の
朧
(
おぼろ
)
なる
夕
(
ゆうべ
)
、天女が、この
縁側
(
えんがわ
)
に、ちょっと
端居
(
はしい
)
の腰を掛けていたまうと、経蔵から、
侍士
(
じし
)
、
童子
(
どうじ
)
、
払子
(
ほっす
)
、
錫杖
(
しゃくじょう
)
を左右に、赤い獅子に
騎
(
き
)
して、
文珠師利
(
もんじゅしり
)
が、悠然と、草をのりながら
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
漆塗
(
うるしぬり
)
、金の
八角
(
はちかく
)
の台座には、本尊、
文珠師利
(
もんじゅしり
)
、朱の獅子に
騎
(
き
)
しておわします。獅子の
眼
(
まなこ
)
は
爛々
(
らんらん
)
として、
赫
(
かっ
)
と真赤な口を開けた、青い毛の部厚な横顔が
視
(
み
)
られるが、ずずッと足を挙げそうな構えである。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“文珠師利”で始まる語句
文珠師利菩薩