“敵意”の読み方と例文
読み方割合
てきい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たがいに敵意てきいをいだいたわけではありませんが、おもわずしらず、はねがあがり、くびの毛が立ち、つめするどくなりました。
けれどこの人たちはわたしがまえにつかまったときの、フランスの百姓ひゃくしょうのように、はずかしめたりののしったりはしなかった。この人たちはたいてい巡査に敵意てきいを持っていた。
竹童ちくどうですら、敵意てきいをわすれて、ぼんやりとその情景じょうけいをながめていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)