数数かずかず)” の例文
堂内の数数かずかずの壁画の中で何時いつ見ても飽かないのはシヤヷンヌの作だ。僧が斧で斬られた自分の首をつかんで居るボンナアの壁画は思ひ切つて寒い色が目を引く不気味な物である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
取り散らす数数かずかずの書の
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
新嘉坡シンガポウルにて積まれし数数かずかずの𤍠帯の果物は食事のたびに並べられさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)