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数度
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あまたゝび
ふりがな文庫
“
数度
(
あまたゝび
)” の例文
旧字:
數度
彼方は固より闇の中に人あることを知らざれば、何に心を置くべくも無く、御仏の前に進み出でつ、
最
(
いと
)
謹
(
つゝし
)
ましげに
危坐
(
かしこま
)
りて、
数度
(
あまたゝび
)
合掌礼拝
(
がつしやうらいはい
)
なし、一心の誠を致すと見ゆ。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
いとをかしくも聞きなさるれば、西行感に入つて在りけるが、期したるほどの事は仕果てゝや其人数珠を収めて御仏をば礼拝すること
数度
(
あまたゝび
)
しつ、やをら身を起して
退
(
まか
)
らんとす。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
女の憂目の
見初
(
みはじめ
)
なりしと、思ふにつけても悲さに恨めしささへ添ふ心地、御なつかしさも取り交ぜて
文
(
あや
)
も分かたずなりし涙の抑へ難かりしは此故なり、と
細〻
(
こま/\
)
と語れば西行も
数度
(
あまたゝび
)
眼を押しぬぐひしが
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“数”で始まる語句
数
数多
数珠
数寄
数奇
数々
数寄屋橋
数寄屋
数寄者
数年