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あまたゝび
ふりがな文庫
“あまたゝび”の漢字の書き方と例文
語句
割合
数度
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数度
(逆引き)
彼方は固より闇の中に人あることを知らざれば、何に心を置くべくも無く、御仏の前に進み出でつ、
最
(
いと
)
謹
(
つゝし
)
ましげに
危坐
(
かしこま
)
りて、
数度
(
あまたゝび
)
合掌礼拝
(
がつしやうらいはい
)
なし、一心の誠を致すと見ゆ。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
いとをかしくも聞きなさるれば、西行感に入つて在りけるが、期したるほどの事は仕果てゝや其人数珠を収めて御仏をば礼拝すること
数度
(
あまたゝび
)
しつ、やをら身を起して
退
(
まか
)
らんとす。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
女の憂目の
見初
(
みはじめ
)
なりしと、思ふにつけても悲さに恨めしささへ添ふ心地、御なつかしさも取り交ぜて
文
(
あや
)
も分かたずなりし涙の抑へ難かりしは此故なり、と
細〻
(
こま/\
)
と語れば西行も
数度
(
あまたゝび
)
眼を押しぬぐひしが
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
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