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故家
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ふりがな文庫
“
故家
(
うち
)” の例文
故家
(
うち
)
では、村で唯一人の大學生なる吾子の夏毎の歸省を、何よりの
誇見
(
みえ
)
で樂みにもしてゐる、世間
不知
(
しらず
)
の母が躍起になつて、自分の病氣や靜子の縁談を理由に、手酷く反對した。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
その間僕は下宿をしたり、
故家
(
うち
)
にいたり、あちらこちらに宿をかえていた。僕が大学を出たのは明治二十六年だ。元来大学の文科出の連中にも時期によってだいぶ変わっている。
僕の昔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この暑中休暇は東京で暮す
積
(
つもり
)
だと言つて来たのを、
故家
(
うち
)
では、村で唯一人の大学生なる吾子の夏毎の帰省を、何よりの
誇見
(
みえ
)
にて楽みにもしてゐる、世間
不知
(
しらず
)
の母が躍起になつて
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“故”で始まる語句
故
故郷
故意
故里
故障
故事
故国
故人
故々
故智