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擦傷
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すりきず
ふりがな文庫
“
擦傷
(
すりきず
)” の例文
よろめきまわるはずみにどこかへ打ちつけたとみえて、右の膝小僧のところへ
擦傷
(
すりきず
)
が出来、そこからトロリと血をしたたらしている。
顎十郎捕物帳:24 蠑螈
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
頭を下にして、非常なる暴力を以て狭き煙突内に押し込みたるなり。体には猶温みありき。皮膚を検するに許多の
擦傷
(
すりきず
)
あり。
病院横町の殺人犯
(新字旧仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
そうした犬を両親にしてパトラッシュは生れました。彼は
悪罵
(
あくば
)
と鞭とに育てられ
一疋前
(
いっぴきまえ
)
の犬となる前にすでに荷車を挽く
擦傷
(
すりきず
)
のいたさと、
頸環
(
くびわ
)
の苦しみを味いました。
フランダースの犬
(新字新仮名)
/
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー
(著)
顕
(
あらは
)
れたり一個の紳士、
真黒羅紗
(
まつくろらしや
)
の間より雪とかゞやき出でたる白シヤツに赤黒の顔のうつりも怪しく、満面に汗ばみて、
咽
(
のど
)
のあたり赤き
擦傷
(
すりきず
)
(
盖
(
けだ
)
しカラアと咽の合戦の結果)一きは目だち
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
“擦傷”の意味
《名詞》
擦りむいてできた皮膚の傷。かすりきず。
摩擦してできた表面の傷。また摩擦して傷をつけること。
(出典:Wiktionary)
擦
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“擦”で始まる語句
擦
擦違
擦剥
擦付
擦合
擦寄
擦過傷
擦抜
擦硝子
擦切