“摺墨”の読み方と例文
読み方割合
するすみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇治川の合戦に、名馬摺墨するすみに乗って聞えを取り、その後、頼朝よりともにもおおぼえのよい梶原景季かじわらかげすえであった。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それと共に雲は摺墨するすみをうちこぼしたるごとく、雨はしのを乱して降って来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)