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摂津大掾
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せっつだいじょう
ふりがな文庫
“
摂津大掾
(
せっつだいじょう
)” の例文
摂津大掾
(
せっつだいじょう
)
が来た、何が来たと東京の盛り場の人たちが大阪でうけるお礼のかえしを、一手に引受けるほど遊びに顔を売った旦那を彼女は旦那にしたのだった。
旧聞日本橋:13 お墓のすげかえ
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その顔が石鹸と
摂津大掾
(
せっつだいじょう
)
を聞こうと云う希望との二つで、有形無形の両方面から輝やいて見える。どうしてもその希望を満足させて出掛けてやろうと云う気になる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
何でも
二十日
(
はつか
)
頃だよ。細君が御歳暮の代りに
摂津大掾
(
せっつだいじょう
)
を聞かしてくれろと云うから、連れて行ってやらん事もないが今日の語り物は何だと聞いたら、細君が新聞を参考して
鰻谷
(
うなぎだに
)
だと云うのさ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その当時の大阪は
摂津大掾
(
せっつだいじょう
)
がまだ
越路
(
こしじ
)
の名で
旭日
(
あさひ
)
の登るような勢いであり、そのほかに
弥津
(
やつ
)
太夫、
大隅
(
おおすみ
)
太夫、呂太夫の
錚々
(
そうそう
)
たるがあり、女義には
東猿
(
とうえん
)
、
末虎
(
すえとら
)
、
長広
(
ながひろ
)
、
照玉
(
てるぎょく
)
と堂々と
立者
(
たてもの
)
が
揃
(
そろ
)
っていた。
豊竹呂昇
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
摂
常用漢字
中学
部首:⼿
13画
津
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
掾
漢検1級
部首:⼿
12画
“摂津”で始まる語句
摂津
摂津守
摂津国
摂津守村重
摂津国屋
摂津口
摂津平
摂津国町
摂津守資次
摂津守忠房