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掻出
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かいだ
ふりがな文庫
“
掻出
(
かいだ
)” の例文
「そうよ、大百じゃァない。……そんな大百でないだけチョロリ人に乗せられる。——
掻出
(
かいだ
)
されゝばすぐその気になる。」
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
又
下
(
おり
)
る時には今にも奈落の底へ
墜入
(
おちい
)
りますかと思う程の有様で、実に山三郎も
迚
(
とて
)
ももういかんと心得ましたから、只
船舷
(
ふなべり
)
に
掴
(
つかま
)
って、船の沈んではならんと
垢
(
あか
)
を
掻出
(
かいだ
)
すのみで
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「しかし、いゝえ、それは俥のことばかり申せません。」わらってまた「うたむら」の主人は話を
掻出
(
かいだ
)
した。
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱