掛絡から)” の例文
ずっと後の、江戸時代のそれのように、その頃の薦僧には一定した宗服しゅうふくもなかったし、掛絡から袈裟けさなども、あんな美々びびしいよそおいはしていなかった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
袈裟けさ掛絡からをまとえば、そのまま、虚無僧こむそうといった風采である。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)