掛図かけず)” の例文
そこは矢場のように細長い室だが、手前の方に、拳銃ピストルを並べてある高い台があって、はるか向うの壁には、大きな掛図かけずのようなまとがかかっていた。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
教員室には掛図かけずや大きな算盤そろばんや書籍や植物標本しょくぶつひょうほんやいろいろなものが散らばって乱れていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)